交通安全って何だよ。っていうような内容のエントリを大昔に書いたような気もするが、まああいいや。
で、交通安全ってなんだよ。別に、「歩行者を何人ひき殺そうが関係ねーぜww」とかそういうことを言いたいわけじゃあなくて、言葉自体についてちょいと考えてみようというわけだ。で、Wikipediaを見た。
交通安全（こうつうあんぜん）とは、乗り物単体や同士、乗り物と人などが事故を起こさず安心して往来することを指す言葉で交通事故防止の言い換え。また、その心掛けや取り組み。対自動車や自転車など陸上の交通の他、航空や海上での交通に対しても用いられる言葉である。
だってさ。いや、意味なんかわかってたんだけど、何でこんなこと考えたかっていうと。住んでるところの地元の小学校関係者らしき車が、下校時刻に「交通安全に注意して帰りましょう」って車載スピーカで触れ回ってるわけ。なんかおかしいなあと。交通安全ってのは達成されるべき状態であるはずだから、注意するもんなのかと。「交通安全に気をつけて」、なんじゃないかと。もしくは、「車などに気をつけて」、で十分なんじゃないかな。「健康 対 病気」っていう構図で考えると、「健康に注意する」とか言ったら、意味は通じても違和感はあるよな。
ところで、ある言葉の意味を知らずに使っていたことに気付いた瞬間って、外界と自分との時間の流れに断絶をもたらされたような、特有の焦りを感じるよね。「交通安全」ってのは、「状態」を表す言葉でありながら、「その状態を満たすための取り組み」をも内包してるから、冷静に「交通安全」って何ってことを考えると、この特有の焦りを感じるよ。
ああ、そういやあ、高校の時「ポポ」って言われてるやつがいたなあ、と。関係ないけど。