からだのブログ

五体満足に生まれてきたことに感謝してブログの名前を「からだ」にしました。

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あのブリテンのガキども

4月 20th, 2008 · No Comments · culture

「苺ましまろ」 OVA 第3話「まいにち。」にて、アナがこんなことを言っている。

「あのブリテンのガキども…
この次は巣鴨のとげ抜き地蔵通りにほったらかして
存分にうろたえていただきますわ…
10倍にして返さないと気が済みません。」

で、それに字幕(詳細は察しろw)が付いてるんだけど、

Those British kids…
Next time I will leave them alone in Sugamo’s Togenuki Jizou Avenue
and let them get totally lost in there.

I won’t be satisfied until I pay them back ten times for what I got…

ってなってるわけよ。俺の感想としては、原文(音声)はアナの発言としては5本の指に入る面白さなんだけど、英訳のほうはまるで面白くない。俺が微妙なニュアンスをくみ取れないとか、そういう問題じゃない。残念ながら俺にそのスキルがないために改善案を示せないのが歯がゆいが、字幕の英語は教科書的な平坦な表現で、原文のニュアンスがまるで伝わってない、ってことくらいはわかる。

まずもって、普段のアナは「~ですわ」とか基本的にお嬢様口調なんだ。で、原文は余程はらわたが煮えくり返っているから出てきた表現なわけだ。それも、ただ感情を爆発させるのではなく、感情を押しとどめようとしつつも心の底から怒りがわき上がってどうにもならない、という思考プロセスすら読み取れる。

やっぱり、特にギャグアニメは翻訳するとクオリティ落ちるな。

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