ロボット人間を自称する新卒のA君。今日は初出社です。
「わからないことがあったら何でも聞くように。」という上司の言葉を真に受けたA君。ロビーにある自動販売機の前に来て困りました。「さあ、どれを飲もうか。」
困ったA君は上司に相談しました。「どれを飲んだらいいんですかね?」さすがに上司も困りました。「そんなことは自分で判断しなさい。」そう言うだけでした。結局A君は何も飲めずにその日を終わりました。
次の日のことです。初出社の疲れか、起床時間を寝過ごしてしまいました。このままでは、入社2日目で遅刻です。それはさすがにまずいと思ったA君。その日はそのまま出社しませんでした。
その次の日。今日は定刻に出社したA君を、上司が呼びつけます。「昨日はどうしたんだ?」A君はさらりと答えます。「ええ、遅刻しそうだったので、遅刻するよりはいいと思って休みました。」上司はA君を怒鳴りつけました。「そんなこと勝手に判断するんじゃない!」
これには少々堪えたA君。しばらく放心状態でいると、他の人たちが出払って、オフィスにはA君独りでした。
すると電話が鳴りました。A君は困りました。「この電話を取るかどうかを、上司に訊くべきか、自分で判断するべきか、ということを、上司に訊くべきか、自分で判断するべきか、ということを、上司に訊くべきか、自分で…」
A君は泡を吹いて倒れました。
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12月 10th, 2005 · No Comments · unclassified
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