IT革命に乗り遅れたのかどうだかわかんないけど、ある年代より上の多くの人たちはどうやらPCで情報を加工しても、最終的にアウトプットが紙にならないと実感がわかないのか知らないけど、とにかくそうじゃなければお気に召さないらしい。
「紙は情報の墓場」だと思っている俺にとっては、鼻から脳みそが出てくるくらい気持ちが悪い。
会社で予定表を各個人で紙に書いてたら、部内の社員全員の予定を知りたくなったらどうすんだよ。各自の予定表を見て回るのかよ。
Wordで文章を書いたのはいいが、そいつをいちいちプリントアウトして配ってどうすんだよ。ちゃんとNTサーバと、各自にPCが用意されてるのに。
結局現段階でITがわれわれにもたらすのは、高度に情報化された夢のような社会ではなく、ITを有効に活用することができない人の出現による混乱、そしてそれらの人とITを有効活用できる人との間に生じる軋轢。
これを何とかするにはやっぱり紙への課税、これしかない。「情報の墓場」が無くなればITが浸透するなどと言う気はさらさら無いが、少なくとも紙にコストがかかるようになれば、今までITを頑なに拒んでいた人たちが、真剣に情報のソフト化を考えるようになるのではないだろうか。環境保護にも貢献できて一石二鳥。お、意外にも結構いいかも。