からだのブログ

五体満足に生まれてきたことに感謝してブログの名前を「からだ」にしました。

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TrustworthyThing

5月 11th, 2003 · No Comments · unclassified

人は信頼できるもの、できないものを判断する評価尺度をそれぞれ持っていて、世間にある様々な
胡散臭いものを身の回りから排除することをしている。
金だけしか信用できない、金より信頼できるものはない、そういったことを言う人が世の中にはいるが、これは大きな間違いである。そんなに金が信頼できると
思うなら、あなたの財布の中に入っている紙幣を見てみるといい。日本円の紙幣には日本銀行券という文字が入っていることを確認できるはずである。
お金は要するにただの券であり、株式会社が発行する株券と変わらない。その会社が潰れてしまえば株券はただの紙くずになるのと同じように、
日本銀行が潰れてしまえば紙幣もただの紙くずになるのである。
また、お金が持つ価値を考えてみると、たとえば一万円紙幣を使おうとするとき、相手も自分と同じように日本銀行を信頼し、その一万円紙幣を相手が自分と
同じように一万円の価値を持って迎え入れてもらえるときに初めて発生する。つまりどんなにお金が信頼できるものであったとしても、日本銀行への信頼に
勝るものにはなり得ないのだ。
ネズミの嫁入りみたいな流れで、じゃあ何がこの世で一番信頼できるかを考えてみる。人が世の中の事象に対して、それぞれがもつ主観というフィルタを
通してしか観察できない以上、[ 観察者から見た対象物の信頼性 = 観察者の持つalgorithmの信頼性 * 対象物の絶対的信頼性 ]が成り立つ(はず)。
ということは、仮に対象物の絶対的信頼性が100%であったとしても、観察者から見た対象物は、観察者自身が持っている信頼できるものできないものを
判断する判断基準、そのalgorithmの信頼性を超える信頼性には到達し得ない。
ちなみに今日のこの日記の信頼性はそれほど高くない。書いていても、読んでいてもどうでもよくなってきたので終了。

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