善悪。なんて境界線が曖昧な言葉なんだろう。価値観や常識が多様化した今の日本のような社会では、善悪って言葉は
空しく響く。10年ほど前中学生だったころは道徳の授業で、主に善悪についていろいろな話を扱っていたように記憶している。今はどうだか知らないけど、
もしそのままだとしたら、ますます多様化していく社会にどう対応していくつもりなのか、俺にはよくわからない。
多様化する社会で誰もが納得でき、もしくは納得できずに変えたくなって、多くの人が賛同すれば変えられる境界線。それは法律じゃないかな。
なんで道徳の授業で「これは合法か違法か」って議論をしなかったのか、俺には不思議で仕方ない。教科書にもそんなことが書いてあった覚えはないから、
担当教員が悪かったせいではないんだろう。つまり、今でも社会の全ての構成員で共有可能な善とか悪とかいった価値観がある、という幻想がそこにあるのだろう。
俺自身としては、立場によってころころ変わるような善悪というものの区別がつく人間でなく、合法・違法の区別がつく人間でありたい。
だっていくら善だと思っていても、違法だったら捕まるんだから。
道徳
12月 3rd, 2003 · No Comments · unclassified
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