からだのブログ

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割りばし死亡事故

4月 15th, 2009 · No Comments · .net, misc

割りばし死亡事故、二審も医師の過失認めず

東京都杉並区で99年、保育園児の杉野隼三ちゃん(当時4)ののどに綿あめの割りばしが刺さった死亡事故をめぐり、両親が、受診先の杏林大医学部付属病 院(東京都三鷹市)と当直の医師(41)に約8900万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は15日、両親の控訴を棄却した。

小林克已裁判長は「予見することは不可能で、医師が検査を行う注意義務を負うとは認められない」と判断。一審・東京地裁判決に続き、医師や病院側の対応に過失はなかったと結論づけた。

両親は上告しない方針。すでに刑事裁判は医師の無罪が確定しており、事故をめぐる裁判がすべて終結することになる。両親は「判決は無念でなりません。適切な治療だったのか真実が知りたい、という願いが打ち砕かれました」とするコメントを出した。

http://www.asahi.com/health/news/TKY200904150316.html (2009年4月15日20時11分)

俺は医者でも裁判官でもないのでこの判決の妥当性がどうの、とかは言わない。

だけど、「適切な治療だったのか真実が知りたい、という願いが打ち砕かれました」ってコメントは明らかにおかしい、とは言える。「適切な治療だったのか」を裁判によって明らかにするために民事裁判始めたんだよね。裁判所なら「真実」を明らかにしてくれると自分達が見込んだ上で。で、その妥当性は知らんが、「適切だった」と。裁判所が明らかにした「真実」が自分達に受け入れがたいものだった、っていうだけだろ、要するに。そして、 「刑事裁判ではだめだったけど、民事裁判では医師の過失を認めてほしい」っていう「願い」だろ、要するに。

わけのわからないコメントを出すのはやめてほしい、と心底思いました。

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