今期、「けいおん!」と並ぶ俺のお気に入りのアニメ「東のエデン」。
とりあえず本編が非常に面白い。それに加えてオープニングとエンディングが両方とも素晴らしい出来。
今現在 4 話までオンエアされてるが、物語のベースにあるものがだいたいわかってきた。その上でオープニングを見直すと、そこには物語の構成要素が散りばめられ、なるほど、と思わされる。
で、エンディングを観ていて気になったこと。最初に紙の束の上にリンゴが置かれているところから始まる。エンディングを通して、モノトーンでない、色のついたものはこの最初のリンゴのみ。旧約聖書における禁断の果実の暗喩か何かだろうか。本編にはリンゴが出てこないのでよくわからん。
で次のシーンでおそらくヒロインの咲が出てくる。どこかに走っていき、ミサイルが飛んだりして、盛り上がってきたところでヒーローの滝沢登場。二人に迫るミサイルを撃墜する。さっき言ったように、リンゴを禁断の果実、そして咲をイヴ、滝沢をアダムだと考えると、旧約聖書の順番とは違うような気がするんだよね。逆じゃないか、って。
旧約聖書においてヒーローっていうかアダムは、土くれから作られた、とある。滝沢の登場シーンの地面から彼が切り出されるところはまあ合致すると思うんだけど、問題は咲の登場シーンも同じだってこと。旧約聖書ではアダムの肋骨から作られたはずだから、あの登場シーンは別にそれぞれの誕生を示しているわけではなく、ビルなどが現れるのと同じく単なる登場を示しているんだろう。
ところで、冒頭のリンゴのシーンを見直すと、リンゴが紙に包まれていく。これを咲が禁断の果実を食べたっていうことを示しているとすれば、話がつながる気もする。よーし、滝沢にも食わせてやろう、と走り出す。
んーでも本編では咲が滝沢と会ったのは偶然っぽいし、禁断の果実に該当するものの存在もわからん。
とりあえず、咲が始めたとするサークル、東のエデンについて言及されないとこの辺のことはよくわからんな。