からだのブログ

五体満足に生まれてきたことに感謝してブログの名前を「からだ」にしました。

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かぎ、じょう

6月 7th, 2009 · No Comments · language

俺も今までしっかり区別してなかったりするが、鍵と錠って別だよな。

でも、世の中では錠も含めて鍵って言ってたりするよね。例えば iTunes 。MacOS の UI と統一したものなんだろうが、アクセスを制限したい設定項目のところにこんな一文がある。「変更できないようにするにはカギをクリックします。」 その左隣には錠のアイコンが。これは明らかに間違いだ。

これを書き始めて思ったんだが、英語圏だと、錠というシステムそのもの(名詞)も、それを作動させること(動詞)も、lock だ。こうなっていると、鍵(key)と錠(lock) を間違えることなんてないんだろうな。一方の日本語だと、誤用ではあるんだが、「鍵をかける」って言い回しをする。それがために概念的なレベルで鍵が錠を含んでしまうってのは十分考えられる。

でもでも、「解決の鍵になる」って言い回しを知っていればこういう混同は起こらないはずだし、「南京錠」って言葉を知っていれば錠というものそのものを知らないなんてことはないだろうし。

いろいろな割り切れない部分があるから、言葉の誤用って興味深い。

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