からだのブログ

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君に届け #1

10月 13th, 2009 · No Comments · culture

前のエントリ書いてからまだ一つも新しいエピソードを観てないんだけど書いてみる。

第1話は本当に濃厚というかテンポがいい。第1話が最終回かと思うくらい、最後が見事にまとまってる。そして後半泣ける。これ1話完結なの? もったいない、もっとやってくれ。そう思ったら、完結じゃありませんでした、と。

つーか、いくら暗いという性格設定だとしても、あの顔で人格異常なわけじゃなければ男なんか沢山寄ってきそうなもんだけどな。って野暮な突っ込みはやめておこう。そういうのを超越してこの作品は現時点で素晴らしい。

何より、主人公役の能登麻美子がいい。つーか俺は能登と聞けばその作品を観てみようかなって気になる。

だけど、毎回しょーもないと言っては失礼だけど、なんつーか、なんだかなぁって感じの役が多いんだよね。なんだこれ、なんでここでそうなる? みたいな文句を言いたくなるような。アニメの大半がそうだから、そりゃ確率的にそうなるわ。とは言ってもまあ、役は役、物語の中だから許容するとする。だけど、キャストインタビューみたいな動画を見ると、すごく複雑な気分になるんだよね。現役女子高生の出演を謳う AV を観ているような。いや、どう見ても 20 代後半だろ、と。それは置いといて。え、女子高生好きなの? とかそういうのも別に本筋と関係ない。

で、キャストインタビューを観ていて複雑に感じること。「演じているキャラクタに共感できるところはありますか」、とかバカかと。ヲタクの気持ち悪い妄想を煎じ詰めて結実したキャラクタに、共感なんてできるか、と言いたい。勝手に代弁したい。本当に中身が何もないような作品でも、仕事だからなんとか宣伝活動をこなしてるのを見ていると思う。ああ好きなことを仕事にするのも大変だなあ、と。(SE やってたときも、まあそんなことを思ってはいたが。)

そうは言っても、そういう素振りをキャストインタビューから見出した上でそう思っているわけじゃあないんだ。でも、俺は勝手にそう思ってしまうわけで、好きな声優で手当たりしだいに動画をチェックするのであっても、その作品がお気に入りでもない限り、キャストインタビューは観ていると途中で辛くなる。最後まで観たためしがない。グロ動画とかよりいやだ。

で、ここまで長々と何を言いたかったのかと言うと、今回のこの「君に届け」の物語が正気の範囲に収まっていて、当然その主人公、黒沼爽子もいいキャラクタだということ。本当に好感が持てる。だから、この作品のキャストインタビューは違和感なく観られる。そりゃ台本があるのだし、キャスト本人の考えそのままじゃあないだろう。加えて役者である。そういうことを考慮に入れても、作品の良さを語る表情に、うそ臭さを探してしまうようなことをしないで済む。

というわけで、能登がいいと言いたいのか、この作品がいいと言いたいのか、ごちゃ混ぜになってしまった。能登はもちろんだが、この作品は現時点で最高なので、とりあえずおまいらも観てみれ、というわけ。

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