からだのブログ

五体満足に生まれてきたことに感謝してブログの名前を「からだ」にしました。

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英語教育談義

6月 27th, 2010 · 3 Comments · language, thinking

時間つぶしに喫茶店に行くと、中年のオヤジ 2 人が低俗な会話をしていた。内容といえば、大陸側アジアの女を買うことについてあれこれ話していたわけだ。

俺自身、「買う」行為の是非については別にあんまり興味がない。もちろん、正常な判断能力が備わっていない年齢の女児を相手に行為に及ぶのは論外である。しかし、それ以上の年齢の相手とそういう取引をして何がいけないんだろう。人類最古の商売は今後も生き続けるだろう。勝手にやってくれ。ただ、そういう会話を昼間の喫茶店でするな、とは言いたい。

気になったのは、現地人と会話する手段としての英語の話。曰く、英会話できないから日本の英語教育はダメなんだとさ。バカも休み休み言え、と。日本の英語教育は、断じて異国で女を買うツールの提供のためではない。本当に虫酸が走る。

歴史的に見て、日本における英語の必要性の発生は、英語圏の為政者によるものではない。英語に限らず、外国の優れた技術や文化を書物から学ぶために発生した。そして、正確な発音で流暢な会話をすることは、ほとんどの日本人にとって必要なかったと言ってもいい。そういう経緯の下に今の英語教育がある。Web によって膨大な英語の情報を瞬時に取得できるようになった今、そういう傾向は変わらないと考えられる。

先のオヤジに本当に必要な教育は、英語の読み書きでも、英会話でもなく、こういう常識的な話なのである。

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