英語圏のソフトウェアのエラーメッセージをやたらと日本語化するのはよくない。
もちろん、日本語版ユーザが十分に多いソフトウェア、あるいは、日本人によって完全にサポートされるソフトウェアなら構わない。
そうでなければ、エラーメッセージの意味するところを英語圏のコミュニティで調べるしかないわけで、そのときに日本語のエラーメッセージはかえって不親切になる。
エラーメッセージの多言語化をするときは、かならず英数字のみで構成されたエラーコードも同時に出力すべきだ。エラーコードも数字だけじゃなくて、検索性を考えてある程度長いと好ましい。「error: 2」 なんかよりは、「error: ABC12345」 のほうが沢山のノイズをカットできる。
エラーコードと、シンプルなエラーメッセージの英文を出力して、別途ローカライズドメッセージや説明を載せたマニュアル(エラーコードで参照)を用意するのが筋だね。
エラーコードはよほど規模が小さくない限り、
大項目コード + 中項目コード + 連番
みたいな感じの設計をしないと探すのが大変だし。
コードは、人が読むものなのかプログラムが受け取るものなのかによっても設計の仕方が変わってくるけど、体系立てたコードを使わないのは論外だね。
コード体系の話、そのとーりです。
Ubuntu は日本語コミュニティががんばってローカライズ進めてくれてるけど、わけわからんエラーログが記録されてどうせいっちゅーねん、ってことがよくあります。