(今更聞くまでもない雑学。でも知らない人もたまにいる。)
「目には目を、歯には歯を」で有名な「ハムラビ法典」。この法典に、前時代的で野蛮な印象を受ける人がいると思う。でもそれが公布された時点で、かなり道徳的な法典だったと言える。
法典以前の時代においては、仕返しが倍返し、3倍返しになることがあった。この法典の「目には目を」というのは、「目をつぶされたら、相手の目をつぶすことを限度とする」っていう限度を意味しているのだ。
そうは言っても、「目をつぶされたら、相手の目をつぶしてもいい」というのは、現代においてはやっぱり野蛮だ。しかし、この法典ができた経緯を考慮すると、現代において、復讐の正当化にこの法典を引用してくるのはおかしい。
ハムラビ法典
11月 1st, 2005 · No Comments · unclassified
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