からだのブログ

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イラク憲法国民投票

10月 16th, 2005 · No Comments · unclassified

イラクで憲法草案の是非について国民投票があったそうだ。(俺にしては珍しく時事ネタ、、、と思わせておいて、) 日本も60年間戦争に負け、アメリカ主導で作られた憲法が公布された。はて、そのとき国民投票なんてあっただろうか。もちろん、そんなもんは無かった。
今のイラクは、この投票自体を妨害しようとする連中がいたりして、混沌としている。一方、その昔日本はどうだったか。投票なんて無かったのに、公布された憲法に別に文句もいわなかった。公布までの過程で尽力した偉人たちのお陰でもあるし、国民の象徴である天皇が以前のままだった、という事情を考えに入れても、やっぱりそこは国民性というやつだろうか。「お上の言うことだから仕方ない」と。
それから最近、ニューオリンズでハリケーン被害があったり、パキスタンで地震が起きたりしてる。こういう状況になると普通の国だと治安が悪化して、窃盗やら暴動が起こる。援助物資が届くとなると、我先にとそれにありつこうとする。日本だとひどく治安が悪くなったりしないし、援助物資にだって列を作る。これもやっぱり、「そのうちお上がなんとかしてくれる」っていう考えが根底にあるのかな。
考えてみると、日本ってすごく特殊な国だ。年数には諸説あるとしても、世界で一番長く続く王室を持っているのである。もちろんその間、天皇に不満を持った民衆によって、首がすげ替えられたりすることなどなかった。こうした歴史も、日本人の考えの根底にある「お上」に対する意識も、何か深いつながりがあるんじゃないかと、皇太子のAAを見つつ妄想するのである。

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