からだのブログ

五体満足に生まれてきたことに感謝してブログの名前を「からだ」にしました。

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大学病院

10月 26th, 2002 · No Comments · life, services

大学病院ってのは他の病院と比べると、やっぱりいろいろ違うみたい。大学病院ってsystematicなの。患者数が多すぎるからそうなってるんだろうけど、受付とかちょうど銀行のATMみたいな機械で行ったり。あとは医者に診察してもらうんだけど、デスクの上にパソコンが置いてあって、そこで処方すべき薬をリストに追加して数を選んで決定すると、それがそのまま薬局のほうにデータが行って選んだ薬が選んだ数だけ処方される。うーん、systematic。
もう一つ思ったことなんだけど、研修医っていうのかなんて言うのか知らないけど、メインの医者じゃない若い医者みたいなのが 5、6人もいるのよ。よってたかって俺のカルテ見てるし。病院における患者のあらゆる情報は、医者と患者だけの特定の範囲で管理されるべきだけど、こういうのってどうなってんのかな。まあ全ての医者がこうやって勉強して今の医者をやってるわけだから、俺の診察の様子を見られたり、カルテを見られたり、そういうのはどうってことはないんだ。ないんだけど、ちゃんとそこにいる連中全員が、明文化されたガイドラインに基づいて患者のプライバシを保障する、っていうのがいまいち曖昧になっているというか、患者にそういったものを示すってことができてないんだよな。
考えてみると、日本人自体が何かを明文化するってことを嫌う民族なんだよね。国際社会の中では「自分がこう思ってるから、相手もこう思っているだろう」なんてのは通用しないから、構成員の共通認識を全員に誤解のない言葉で文章にするってのは、絶対に必要になってくる要素、能力なんだけど、残念ながらそういった教育は今の日本の学校ではあまり重要性を帯びていないみたい。みんな英語をやれば国際社会に対応できると思ってる。英語は共通認識を記述するための道具としての意味しかないことに、そろそろみんな気づかなきゃいけない。

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