からだのブログ

五体満足に生まれてきたことに感謝してブログの名前を「からだ」にしました。

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vocabulary

2月 20th, 2003 · No Comments · language, thinking

俺は他人よりボキャブラリが多いほうだと思う。俺は日本語が好きだからそれはそれでいいんだが、最近になってようやくあることがわかってきた。

あることとは、「日本語を話したり書き記したりするのは、持ってる色鉛筆で絵を描くことと同じだ」ってこと。

つまり、持っている色鉛筆の色数すなわちボキャブラリが多ければ多いほど、微妙な色合いを「簡単に」描くことができる。だけどそれが最後に絵として仕上がったときに、絵としてすばらしいかどうか、全くと言っていいほど関係のない問題だ、ってこと。

俺は時としてより難しい表現を好むときがある。”0″と”1″を表す事は簡単な言葉でできるけど、難しい表現ではあるが”0.5″を言わなければならないという場合には、難しい表現だとしてもこれを使うしかない。だが”0.01″を言いたいときに、それが”0″でほとんど置き換え可能であるのにも関わらず、どうしても”0.01″という表現を使ってしまうことがある。このケースが「より難しい表現を好む」ケースだ。

これを先の色鉛筆に置き換えると、「俺はこんな微妙な色合いの色鉛筆持ってるんだぜ。」って言いたいだけなのだ。

これを思うと、今まで自分が話してきたこと、書いてきたこと、ってのがすごく虚しいものに思えてくるな。。。

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