からだのブログ

五体満足に生まれてきたことに感謝してブログの名前を「からだ」にしました。

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OfficeAssistant

2月 19th, 2003 · No Comments · softwares

最近Microsoft Officeスイートを使う機会が多い。自分のPCに入っているOfficeはもちろんdisableになっているが、
他人のPCを使うときにはOfficeアシスタントが出てきて面食らうことが多々ある。
とにもかくにも、Officeアシスタントはむかつくんだよな。重いとかいう問題は、マシンパワーが解決してくれるから今となってはどうでもいい。俺は何が
気に入らないって、Officeアシスタントが馬鹿なのが気にいらない。今ではそんな幻想は抱いてはいないけど、最初Officeアシスタントを見たときは、「すごい。
こいつに質問すれば、何でも答えてくれるのか。」とか思った。生き物みたいなアニメーションやフレンドリな口調。相手は生きていて、あるいは何らかの知性が
あって、自分が抱えている問題を解決してくれるのだ、と。
だけど、それが幻想であることはすぐに気づく。実際は奴ら、全然問題解決の役に立ってないのだ。ろくに役にも立たないのに、困ったときに何でも解決してくれる
ような口ぶりで現れる。無味乾燥で無機質な”オールドタイプ”のヘルプにしても、Officeアシスタントにしても、そこから問題解決の方法が得られない場合、
他のドキュメントを見たり、あるいはWebを調べるということになる。が、そのとき”オールドタイプ”の場合は「無いから仕方ねぇや。」って感じだけども、
Officeアシスタントだと、相手が知性を持っているような錯覚によって多少の期待をするぶん、「全然聞いてんのと違う事答えるんじゃねぇよ、馬鹿野郎。
わかんねぇなら出てくるなよ。」って感じになるんだよな。今までPCによって引き起こされる苛立ちは、ほとんどが無機質に対する苛立ちだったけれども、
Officeアシスタントはそこへ「有機質に対する苛立ち」って概念を導入した画期的なソリューションなわけ。
また、どうせろくでもない結果に終わることがわかっているのに、愚かにも質問をしてしまった自分への苛立ちも一緒になったりして、もう大変。
結局のところヘルプってのは、「ここに全部情報はあるから、勝手に調べな」っていうものか、「絶対に何でも解決するから、何でも聞きな」っていうもの、
どちらかしか受け入れられないと思うな。中途半端な知性は苛立ちの原因になるだけなのだ。と、ここでまたインタラクティブの話になりそうなので終了。

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