ずっと前からの持論、「記憶の共有を求めない限りにおいては世の中のほとんどの人が代替可能であり、
また代替の難しさは、共有している、またはしようとしている記憶の分量に正の相関関係をもつ」。
よく行くコンビニエンスストアの店員。私が彼に求めるのは「商品と代金の交換」という機能であり、彼に記憶の共有を求めてはいないので、
同じ機能を提供する他の人間と代替可能だ。彼が彼でなくても私にとってはどうでもいいことなのだ。
しかし、家族や友人、恋人のような関係でいくらかの記憶を共有していたり、また恋人ではなくても恋心を抱いている相手、
それはある部分では記憶の共有を相手に求めているとも言えるので、これらのケースでは代替が難しい。
だが、世の中には記憶など共有しなくとも代替不可能な人間もいる。コンビニエンスストアの店員の機能を提供する人間はいくらでもいるが、
たとえば内閣総理大臣と言ったらそうそう代替として適当な人間はいないだろう。ここでいう代替不可能な人間とは、他ではなかなかマネできない、
高度な機能を提供する人間である。
別にこれ以上の話の進展もないので、こういう人間になりたいね、と安易な結論で終了。
代替可能
5月 5th, 2003 · No Comments · unclassified
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