からだのブログ

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死刑存廃とか裁判とか

2月 22nd, 2009 · No Comments · misc

いやいや、まだ俺は捕まってないよ。

死刑存廃論争ってあんじゃん。少しはこういうネタを扱って、アニヲタ色、コンピュータヲタ色を薄めた感じにしようかな、なんてw

俺の立場は、死刑存続派。ただし、やたらと死刑にするのは好ましくないって考えてる。「1人でも殺したら死刑」っていう人が結構いる。ナイーブな感覚に照らし合わせれば正しいと思う。だけど、それは違うと思うんだ。実際にそんなに簡単に死刑にすると、冤罪という問題が出てくる。現行では、かなり慎重に死刑を適用しているものの、それでも冤罪と疑われている事件が出てるわけだ。Wikipedia でも見れ。

じゃあ、死刑をやめるのか、って言われたらそうじゃない。世の中には反吐が出そうになる連中がいるわけで、そいつらを処刑するのは社会正義にも適うし、一定の抑止力にもなる。だから死刑は必要なわけだが、乱発すれば先に指摘した問題が顕在化してくる。そして、これこそが死刑廃止派の一つの論拠なわけ。というわけで、現行通り慎重に死刑を適用してくれりゃあいい。ただし、最高裁で判決が確定したら、即日処刑でいい。無駄に生かしておけば税金の無駄遣いだから。

ところで、日本よりも殺人事件発生率が 10 倍も高いイギリスに本部が設置された、アムネスティなる NGO があることは、みなさんもよくご存知だろう。そこの Web サイトにある「Q. 死刑がなくなると、凶悪犯罪が増えるのではないでしょうか?」っていう問いへの回答に、「日本に比べはるかに犯罪の多い米国では〜〜」とか書いてあるあるんだよね。いやいやいや、殺人事件について言えば、アメリカは日本の 5 倍程度だし、イギリス様には敵いませんよww まずお前んとこをなんとかしてからモノ言えよ、って思うよな。

まあ、ついでなんだけど。殺人事件の裁判で遺族が証言するとか、何でそんなことすんだろうね。もしそれが、事件の全容解明に役に立つというならやればいい。「○○を返して欲しい」とか「死刑にして欲しい」とか、その証言に何の意味があるんだ、と問いたい。もっとも、遺族の気持ちがわからないことは無いし、自分の家族が殺されたら、犯人を殺したいと思うのは当然だろう。ただ、今は裁判官がやってるからいいようなものの、裁判員制度なんか始まった日には、絶対に判決にブレが出る。ああいう「無駄な演出」を入れると、冤罪の危険性が増すのだ。俺の考えでは、冤罪が無いように慎重さを重ねることで死刑制度の存続が可能になる。したがって、ああいう証言は長期的に見れば死刑制度を脅かすことに繋がるわけだ。

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